東北エンジニアリング株式会社

📚 用語を知れば = AIとの会話がスムーズに

🔤 基本用語 🤖 サービス名 ⚙️ 技術用語 💼 業務活用 🔒 セキュリティ

💡 ポップアップ機能:サイト内の色付きの用語にマウスを乗せると説明が表示されます。このページでは全用語を一覧で確認できます。

🤖
AI(人工知能)
Artificial Intelligence
基本用語

コンピュータが人間のように考え、判断する技術の総称です。画像認識、音声認識、文章生成など様々な分野で活用されています。

💬 建設業での活用例
図面の自動チェック、数量計算の照査、報告書の下書き作成など
生成AI
Generative AI
基本用語

文章・画像・音声・動画などを自動で作り出すAI技術の総称です。ChatGPTやClaudeは「文章を生成するAI」にあたります。

💬 従来AIとの違い
従来のAIは「判定・分類」が主でしたが、生成AIは「新しいコンテンツを作る」ことができます
🧠
LLM(大規模言語モデル)
Large Language Model
基本用語

膨大な文章データ(インターネット上のテキストなど)を学習したAIのことです。ChatGPTやClaudeはLLMの一種で、人間のような自然な文章を作成できます。

💬 イメージ
「世界中の本や文書を読んだ超博識な人」のようなもの。ただし建設業の社内文書は読んでいません
💬
プロンプト
Prompt
基本用語

AIへの指示文・お願い文のこと。「〇〇について教えて」「△△を作成して」などの入力文です。プロンプトの書き方次第でAIの回答品質が大きく変わります。

💬 良いプロンプトの例
「河川堤防の設計で、計画高水位の設定根拠を3点にまとめて説明してください」
📊
トークン
Token
基本用語

AIが文章を処理する際の単位です。日本語では1文字が約1〜2トークンになります。利用料金の計算や、一度に処理できる文章量の上限に関係します。

💬 目安
日本語100文字 ≒ 約150トークン。Claude 3では約20万トークン(A4用紙約100枚分)を一度に処理可能
👻
ハルシネーション(幻覚)
Hallucination
基本用語

AIが事実と異なる情報をもっともらしく出力してしまう現象です。数値、固有名詞、法規制などで起きやすいため、AIの回答は必ず人間が確認する必要があります。

⚠️ 注意が必要な場面
数量計算の結果、基準・規格の数値、会社名・人名など。必ずダブルチェックを!
💚
ChatGPT
OpenAI社
サービス名

OpenAI社が開発した対話型AI。世界で最も利用者が多く、文章作成・翻訳・プログラミング支援など幅広い用途に使えます。

💬 料金プラン
無料版あり。Plus(月額$20)でGPT-4が利用可能。Team版は学習データに使われない
🟠
Claude(クロード)
Anthropic社
サービス名

Anthropic社が開発した対話型AI。日本語の文書作成に優れ、長文の処理能力が高いのが特徴です。安全性を重視した設計で、業務利用に適しています。

💬 建設業での強み
報告書・設計説明書の作成、長い仕様書の要約、技術文書のチェックに特に有効
🔵
Gemini(ジェミニ)
Google社
サービス名

Google社が開発したAI。Google検索・Gmail・スプレッドシートなどGoogle製品との連携が強みです。最新情報の検索に優れています。

💬 活用シーン
最新の法規制情報の検索、Googleドキュメントでの文書作成支援など
GPT-4 / GPT-4o
OpenAI社のモデル名
サービス名

ChatGPTの基盤となるAIモデルの名前。GPT-4は高性能版、GPT-4oは高速版(oはomni=全能の意味)。複雑な指示や長文の理解に優れています。

💬 選び方
簡単な質問 → 無料版(GPT-3.5)、複雑な分析・長文 → GPT-4推奨
📝
コンテキスト
Context
技術用語

AIとの会話の文脈・背景情報のこと。AIは直前の会話内容を覚えていて、それを踏まえて回答します。業務情報を与えることで精度が上がります。

💬 活用のコツ
最初に「あなたは建設コンサルタントです」と役割を与えると、専門的な回答が得られやすくなります
🪟
コンテキストウィンドウ
Context Window
技術用語

AIが一度に記憶・処理できる会話量の上限です。これを超えると古い会話内容を忘れてしまいます。

💬 各サービスの目安
ChatGPT(GPT-4): 約12万文字、Claude 3: 約20万文字(A4約100枚分)
🔍
RAG(検索拡張生成)
Retrieval-Augmented Generation
技術用語

外部データベースの情報を検索し、その情報を参照してAIが回答する技術です。社内文書をAIに読ませて回答させる仕組みに使います。

💬 建設業での活用
過去の設計資料や社内マニュアルを学習させ、「〇〇工事の標準断面は?」と聞くと回答できる
🔌
API
Application Programming Interface
技術用語

プログラムからAIを利用するための接続口です。ExcelマクロやWebシステムからAIを呼び出す際に使います。

💬 活用例
Excelの数量計算書をボタン一つでAIにチェックさせるマクロを作成できる
🧩
モデル
Model
技術用語

AIの頭脳部分のこと。GPT-4、Claude 3などの名前がついており、モデルによって性能や得意分野が異なります。

💬 選び方
日本語文書作成→Claude、最新情報検索→Gemini、汎用的→ChatGPT
🎯
ファインチューニング
Fine-tuning
技術用語

AIを特定の目的に合わせて追加学習させることです。例えば建設用語や社内ルールを学習させて、建設特化AIにすることができます。

💬 注意点
専門知識と費用が必要。まずはRAG(文書を参照させる方式)から始めるのがおすすめ
🔢
エンベディング
Embedding
技術用語

文章を数値の羅列(ベクトル)に変換する技術です。意味の似た文章は似た数値になるため、類似文書の検索やRAGの基盤技術として使われます。

💬 イメージ
「堤防」と「護岸」は数値が近く、「堤防」と「パソコン」は数値が遠くなる
🖼️
マルチモーダル
Multimodal
技術用語

文章だけでなく、画像・音声・動画など複数の形式を扱えるAIの特性です。図面や現場写真の読み取り・説明に活用できます。

💬 建設業での活用
現場写真をアップロードして「この写真の問題点を指摘して」と依頼できる
AI照査
AI Review / AI Check
業務活用

AIを使って計算結果や文書の正確性をチェックすることです。人間のダブルチェックを補助・効率化できます。

💬 活用パターン
AI-A(Claude)で作成 → AI-B(ChatGPT)でチェック → 人間が最終確認
🏗️
業務デジタルツイン
Business Digital Twin
業務活用

業務知識・ルール・過去事例をAIに学習させ、まるで社内の専門家のように回答させる仕組みです。

💬 イメージ
「〇〇工事の標準的な工程は?」と聞くと、社内の過去事例から回答してくれる
👴
技術継承
Knowledge Transfer
業務活用

ベテラン社員の経験・ノウハウ・判断基準をAIに蓄積し、若手社員が活用できるようにする取り組みです。

💬 具体例
「なぜこの断面にしたのか」「発注者への説明のコツ」などをAIに蓄積
📚
ナレッジベース
Knowledge Base
業務活用

社内の知識・ノウハウを整理して蓄積したデータベースです。AIと連携することで、自然言語で検索・活用できます。

💬 構築のポイント
過去の設計資料、打合せ記録、発注者からの指摘事項などを体系的に整理
🔐
機密情報
Confidential Information
セキュリティ

社外に漏れてはいけない情報です。顧客情報、設計図、見積金額、個人情報などはAIに入力する際に特に注意が必要です。

⚠️ 対策
有料プラン(学習に使われない)を利用、固有名詞をダミーに置換、社内ルールを確認
🚫
オプトアウト
Opt-out
セキュリティ

AIの学習にデータを使わせない設定です。有料プラン(ChatGPT Team、Claude Pro等)では自動的にオプトアウトされることが多いです。

💬 確認方法
各サービスの設定画面で「学習に使用しない」がONになっているか確認
🛡️
データプライバシー
Data Privacy
セキュリティ

個人情報や機密情報の保護に関する考え方です。AIに入力したデータがどう扱われるか(保存期間、学習利用の有無など)を意識する必要があります。

⚠️ チェックポイント
利用規約の確認、データ保存期間、第三者への提供有無、サーバーの所在地
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